こんにちは!鍼灸師・薬剤師の井土利恵です。空気が乾燥する季節になると、肌のカサつきが気になりませんか?年齢とともに、いくら保湿ケアをしても乾燥がなかなか落ち着かないとお悩みの方も多いはず。
肌の乾燥とは、肌の一番外側にある角質層が水分を保つ力を失い、うるおいが不足した状態のことです。表面的な保湿だけでなく、体の内側の巡りやバランスも深く関わっています。
このブログでは、東洋医学の視点から肌の乾燥メカニズムを解説し、内側から潤いをサポートする方法をご紹介します。一緒に、乾燥に負けない肌を目指していきましょう!
年齢とともに悪化する乾燥肌の悩み
40代、50代に増える乾燥肌の特徴
40代、50代になると、若い頃には気にならなかった肌の乾燥が急に気になり始めることがあります。それはなぜでしょうか?
実は年齢を重ねると、皮脂分泌量が減少し、肌の水分保持力を担う細胞間脂質も減ってきます。また、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)も遅くなるため、古い角質が溜まりやすくなることも。
さらに女性の場合、ホルモンバランスの変化も大きく影響します。特に更年期前後では、エストロゲンの減少によって肌の潤いをキープする力が低下するんです!
化粧品だけでは解決できない理由
「高級な化粧水や美容液を使っているのに、すぐに乾燥する…」とお悩みの方、多いですよね?
それは、外側からのケアだけでは不十分だからなんです。どんなに良い成分の化粧品を使っても、肌の内側の環境が整っていなければ、そのよさを十分に活かしきれません。
特に巡りが滞っていると、肌細胞に十分な栄養や酸素が届きにくくなります。東洋医学では、この「内側からの乾燥」にアプローチすることが大切だと考えます。
東洋医学から見た乾燥肌の原因
「気・血・水」のバランスと肌の関係
東洋医学では、体調や肌の状態を「気・血・水」という3つの要素のバランスで考えます。
「気」は体を動かすエネルギー、「血」は栄養を運ぶ血液、「水」は体内の水分を指します。肌の潤いには、特に「血」と「水」のバランスが重要なんです。
「血」が不足すると、肌に栄養が届かず、くすみやハリ不足の原因に。「水」のバランスが崩れると、むくみや乾燥につながります。「気」の流れが滞ると、巡りが悪くなり、肌のターンオーバーも乱れてしまいます。
乾燥肌を引き起こす体質タイプ
東洋医学では体質を複数のタイプに分類しますが、乾燥肌と関係が深いのは「陰虚(いんきょ)体質」です。
陰虚体質の方は、体の潤いや冷やす力が不足しがちです。そのため肌の乾燥だけでなく、のぼせやほてり、寝汗、口の渇きなどの症状も現れやすくなります。
また、「気滞血虚(きたいけっきょ)」というタイプは、ストレスや疲れによって気の流れが滞り、それによって血行不良を起こしているタイプ。このタイプは特に顔色が悪く、くすみやすい傾向があります。
自分がどちらのタイプに近いかを知ることで、自分に合ったケア方法が見つかりやすくなりますよ!
季節変化が肌に与える影響
東洋医学では季節の変化も重視します。特に秋から冬にかけては「燥(そう)」の気が強まり、体が乾燥しやすくなると考えられています。
また、季節の変わり目は体が環境の変化に対応しきれず、バランスを崩しやすい時期。特に「気」の流れが滞りやすく、肌トラブルが起こりやすいんです。
そのため、季節ごとに少しずつケア方法を変えることも大切です。特に乾燥する冬場は、内側からの潤いケアを強化しましょう!ご自身の体質タイプが気になる方は、この後にご紹介する体質別ケアもあわせて参考にしてみてくださいね。
自宅でできる東洋医学的うるおいケア習慣
ツボ刺激で巡りをサポート
東洋医学では、特定のツボを刺激することで、体内の気や血の流れを整え、肌の状態をサポートできると考えられています。
乾燥肌が気になるときに取り入れたいツボをいくつかご紹介します。
・合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の付け根の骨と骨の間にあるツボ。全身の巡りをサポートすると言われています。
・曲池(きょくち):肘を曲げたときにできるシワの外側の端にあるツボ。肌トラブル全般のケアに、伝統的に取り入れられてきたツボです。
・血海(けっかい):ひざのお皿の内側上部にあるツボ。「血」の巡りに関わるとされ、肌への栄養をサポートすると考えられています。
これらのツボを1日1〜2回、親指で優しく押してみましょう。1ヶ所につき5〜10秒ほど、気持ちよいと感じる程度の強さで押すのがポイントです!
顔の巡りを促す優しいマッサージ
顔の巡りをサポートすることで、肌細胞に酸素や栄養が届きやすくなると考えられています。
特に重要なツボと経絡(けいらく:気や血が流れる道)に沿ったマッサージがおすすめです。
・四白(しはく):目の下、瞳の真下にあるツボを軽く押します。目の下のクマやたるみが気になる方にも取り入れられているツボです。
・地倉から大迎(じそうからだいげい):口角から顎の先までの線を、親指で優しく下から上へ押し上げます。
・胃経(いけい)ライン:耳の前から頬を通って口元に至るラインを下から上へ優しくマッサージします。
清潔な手で、クリームや美容オイルを使って行うと、摩擦による刺激を防げます。寝る前の習慣として、ぜひ取り入れてみてくださいね。
肌の潤いを守る生活習慣の見直し
東洋医学では、体の内側からのケアも重視します。以下の生活習慣を見直してみましょう。
・適切な水分摂取:ただたくさん飲めばいいわけではありません。冷たい水よりも常温や白湯がおすすめです。1日1.5〜2リットルを目安に、こまめに水分補給を。
・室内環境の整備:特に冬場は加湿器を使用し、40〜60%の湿度を保ちましょう。また、エアコンの風が直接肌に当たらないよう注意を。
・質の良い睡眠:肌の修復は睡眠中に行われると言われています。22時〜2時の間にしっかり眠ることを意識し、就寝前のスマホ使用を控え、温かいハーブティーなどで心身をリラックスさせましょう。
・ストレス管理:ストレスは「気」の流れを滞らせ、結果的に肌にも影響すると考えられています。呼吸法や軽い運動、好きな趣味の時間を持つことで、心のバランスも整えましょう!
白湯を毎朝の習慣にする方法は、朝の白湯で肌ツヤ復活!体の内側から美容をサポートする5つの習慣でも詳しくご紹介しています。
乾燥肌が気になる方への食事と栄養素
肌の潤いをサポートする食材選び
東洋医学では「医食同源」という考え方があり、日々の食事が体質のケアにつながると考えます。乾燥肌が気になる方には、以下のような食材が東洋医学で古くから取り入れられてきました。
・白きくらげ:体の水分を増やし、肌の潤いをサポートすると言われています
・山芋:粘膜を保護し、体内の潤いを保つとされています
・なつめ:血を補い、肌に潤いをもたらすとされています
・黒ゴマ:血を補い、肌や髪に艶を与えるとされています
・クコの実:陰を補い、乾燥を防ぐとされています
これらの食材を日常的に取り入れることで、内側からじっくり肌のコンディションを整えていけますよ!食事から肌に向き合う工夫は、40代で肌がくすむ・疲れて見える方へ|血虚を補う食事と美肌ケアでもお伝えしています。
体質別おすすめ食材と簡単レシピ
体質タイプによって、特におすすめの食材が異なります。
陰虚体質の方(乾燥しやすく、のぼせやほてりがある):
・冷やす性質の食材:豆腐、きゅうり、白きくらげ
・控えめにしたい食材:辛い食べ物、揚げ物、アルコール
気滞血虚の方(ストレスが多く、血行不良):
・気の巡りを良くする食材:生姜、シナモン、かぼちゃ
・血を補う食材:レバー、ほうれん草、なつめ、黒豆
簡単レシピ例:潤い肌サポートスープ
【材料】
・白きくらげ(乾燥)10g
・なつめ 5個
・クコの実 小さじ1
・鶏むね肉 100g
・生姜 1片
・水 600ml
・塩 少々
【作り方】
白きくらげは水で戻して細かく切ります
鍋に水と材料をすべて入れ、弱火で30分煮込みます
塩で味を調えて完成
朝食や夕食の前に、温かいスープとして飲むのがおすすめです。
セルフケアだけでは届きにくい「体質」というカベ
ここまでご紹介したツボ押しやマッサージ、食事の工夫は、今日からでも始められる大切な習慣です。
ただ、実際に多くの方が感じるのが、「化粧水を変えても、食材を意識しても、乾燥がなかなか落ち着かない」というお悩みではないでしょうか。
それもそのはずで、「陰虚」や「気滞血虚」といった体質は、長年の生活習慣や加齢、ホルモンバランスの変化が積み重なってできあがったものです。表面的な保湿や、単発の食材摂取だけで、その根っこの部分にまで届かせるのは、正直なところ難しいのが実情です。
自分がどちらのタイプに近いのか、体のどこにアプローチすればよいのかを客観的に見極めるには、専門家によるカウンセリングが近道になります。
実際にharuyuiで美容鍼を受けられた方の声は、美容鍼のお客様の声でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
専門家からみた乾燥肌ケア
美容鍼で期待できる肌へのアプローチ
美容鍼は、顔の特定のツボや経絡に細い鍼を用いることで、巡りをサポートし、肌のハリや潤いにアプローチする施術です。
美容鍼で期待できるアプローチには、以下のようなものがあります。
・巡りのサポート:鍼による刺激が、血の巡りをサポートすると言われています。巡りが整うことで、肌細胞に酸素や栄養が届きやすくなることが期待されます。
・肌のハリへのアプローチ:鍼刺激は真皮層の働きに関わるとされ、肌の水分保持に関わるコラーゲンにもよい影響が期待されています。
・自律神経へのアプローチ:顔だけでなく体のツボにも鍼を用いることで、自律神経やホルモンバランスのケアを目指します。
施術後すぐに変化を感じられる方もいらっしゃいますが、体質からじっくり整えていくものなので、継続していただくことでより実感しやすくなります。
体質タイプ別の施術アプローチ
haruyuiの施術では、お一人おひとりの体質や症状に合わせて施術プランをご提案しています。
陰虚タイプの方には、体全体の陰を補うツボ(三陰交、太渓など)と、顔の潤いをサポートするツボを組み合わせた施術を。
気滞血虚タイプの方には、まず気の流れを整えるツボ(合谷、太衝など)を使い、その後血を補うツボへとアプローチしていきます。
さらに、お一人おひとりの肌状態や生活習慣に合わせて、自宅でのケア方法やツボ押しポイントもアドバイスさせていただきます。
はりきゅうサロンharuyuiは、薬剤師×鍼灸師のダブル国家資格を持つ井土が、東洋医学の専門知識をもとに、内側と外側の両方から体質に向き合うことを大切にしています。Googleの口コミでも★4.9(123件)と多くの方にご評価いただいており、女性専用・完全個室の空間で、あなたの体質に合わせた乾燥肌ケアをご提案しています。
なお、即効性だけを求める方や、1回の施術で劇的な変化を期待される方には、あまり向かないかもしれません。haruyuiでは、体質から時間をかけて整えていくケアを大切にしています。
肌のコンディション全般が気になる方は、鼻の毛穴の黒ずみをためこまない|40代の肌質ケア習慣と美容鍼もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 施術中はお化粧をしたままで大丈夫ですか?
A. はい、お化粧をしたまま施術を受けていただけます。
Q. 鍼が初めてで不安なのですが…
A. 初回のカウンセリングで丁寧にご説明いたしますので、ご安心ください。鍼が初めてというお客様も多くいらっしゃいます。
Q. 何時まで施術を受けられますか?
A. 平日は9:00〜20:00、土曜日は9:00〜18:00までお受けしております。
Q. 着替えは必要ですか?
A. 特に必要ございません。普段のお洋服のままお越しください。
まとめ
肌の乾燥は、年齢や季節、体質が複雑に絡み合って起こるものです。今日からできるツボ押しや食事の工夫を、ぜひ少しずつ生活に取り入れてみてくださいね。
それでも「なかなか変わらない」と感じたときは、一人で抱え込まず、体質からのケアを専門家と一緒に見つけていくのも一つの方法です。うるおいのある肌で、毎日をもっと心地よく過ごしていきましょう。
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※施術効果を保証するものではありません
※医療行為の代替ではありません



