こんにちは!はりきゅうサロンharuyui 鍼灸師・薬剤師の井土利恵です。
歯医者さんで「かみしめていますね」と言われたこと、ありませんか?
朝から顎や首がこわばっていて、起きた時点でもう疲れている。
ボトックスをすすめられたけれど、注射はちょっと怖い。
そんなお声を、当院ではとてもよく伺います。
食いしばりとは、食事以外の場面で上下の歯を強く噛みしめる癖のことです。
日中だけでなく、眠っている間に起きることもあります。
この記事では、ボトックス以外にどんな選択肢があるのかを整理します。
そのうえで、今日からできるセルフケアと、その限界もお伝えしますね。
食いしばりとは?ボトックスをすすめられる理由
食いしばり・かみしめの基本
食いしばりは「くいしばり」「かみしめ」とも呼ばれます。
眠っている間にギリギリと歯をこすり合わせるのは「歯ぎしり」です。
北海道歯科医師会のコラムでは、次のような影響が挙げられています。
- 歯や、歯を支える組織を傷めるおそれがある
- 大人の歯ぎしりは、知覚過敏や歯の破折につながることがある
- 顎関節の異常を招くこともある
(参考:協会けんぽ北海道支部|北海道歯科医師会「歯ぎしり」「くいしばり」)
見た目の面では、エラまわりの張りが気になる方も多いんです。
噛む筋肉である咬筋(こうきん)が、こわばりやすくなるためと考えられます。
ボトックスが選択肢に挙がる理由
ボトックスは、ボツリヌス製剤を筋肉に注射する医療機関での施術です。
筋肉の働きを一時的に弱める仕組みとされています。
噛む力が強い方に、選択肢のひとつとして案内されることがあります。
ただ「注射が怖い」「体に入れるのは不安」と迷う方も少なくありません。
どちらが良い・悪いではなく、比べる視点を持つことが大切なんです。
体質を全体からとらえた食いしばりの原因
東洋医学では「肝」と筋のこわばりに注目
東洋医学では、「肝(かん)」が筋をつかさどると考えます。
肝は、気の巡りをのびやかに保つ役割も担っています。
ストレスや緊張が続くと、肝の働きがのびやかさを失いやすくなります。
これを「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼びます。
気が滞ると筋がこわばり、無意識に歯を噛みしめやすくなる。
東洋医学では、食いしばりをこうした体全体の流れで見ていきます。
首肩のこり・浅い眠りとのつながり
顎のまわりの筋肉は、首や肩の筋肉とも連動しています。
だからこそ、顎と首肩はまとめて見ることが大切なんです。
- 朝起きたとき、顎や首まわりがこわばっている
- パソコン作業中、気づくと奥歯に力が入っている
- 寝つきが悪い、眠りが浅いと感じる
当てはまるものが多いほど、顎だけのケアでは追いつきにくくなります。
首肩との関係は無意識の食いしばりで顔が歪む前に!リラックスできる顎のケア3つの方法でも紹介しています。
ボトックス以外の方法は?4つの選択肢を比べる
ここでは、代表的な4つの選択肢を同じ視点で並べてみますね。
ボトックス(医療機関)
- 筋肉の働きを一時的に弱める仕組みです
- 持続期間や回数、起こりうる副作用は事前に医療機関で説明を受けましょう
- 費用や体質との相性も、事前の確認が大切です
マウスピース(歯科)
- 眠っている間の歯ぎしりは、意識では止められません
- そのため、歯科で作るマウスピースが一般的とされています
- 寝にくさを感じる方は、歯科で調整を相談してみてください
セルフケア
- 日中の噛みしめに気づいて、歯を離す意識づけができます
- お金をかけずに、今日から始められます
- 眠っている間や、筋肉の深い層には届きにくいのが弱点です
美容鍼
- 咬筋など、顔の深い層の筋肉に鍼で直接アプローチします
- 首肩のこりや眠りなど、体質全体と合わせてケアできます
- 食いしばりに対する研究は、まだ多くありません
- 細い鍼のため、内出血が出ることがあります
内出血や痛みについては美容鍼って痛い?内出血は?40代の初めて不安に答えますで詳しくお伝えしています。
比べるときの4つの視点
迷ったときは、次の4つの視点で比べてみてください。
| 視点 | ボトックス | 美容鍼 |
|---|---|---|
| 短期の変化 | 筋肉の働きを弱めるため、変化を感じる方も。個人差あり | 施術後に軽さを感じる方も。個人差あり |
| 長く続けたときの安全性 | 医療機関で説明を受けて確認 | 食いしばりに限った研究は少ない |
| 仕組み | 注射した筋肉の働きを一時的に弱める | 鍼の刺激で筋肉にアプローチ。体質全体も合わせてケア |
| 知られているリスク | 医療機関で説明を受けて確認 | 合併症は比較的少ないと報告。内出血が出ることも |
鍼の安全性について、厚生労働省のeJIMは次のように紹介しています。
合併症は比較的少ないと報告されています。
一方、不適切な施術では重い合併症の報告もあります。
(参考:厚生労働省eJIM「鍼」の解説ページ)
だからこそ、国家資格を持つ施術者を選ぶことが大切です。
なお、研究が少ないことは、変化がないことと同じではありません。
まだ確かめられていない、という意味なんです。
今日からできる「歯を離す」セルフケア
まずは、日中の食いしばりに気づくことから始めましょう!
日中の食いしばりチェック
- スマホのロック画面など、目に入る場所に小さな印をつける
- 印を見たら、奥歯が触れていないか確かめる
- 触れていたら、唇は閉じたまま歯だけを離す
- 肩の力を抜いて、ゆっくり息を吐く
食事以外で、上下の歯はほとんど触れていないのが自然な状態とされています。
1日に何度も気づけるようになれば、それだけで大きな一歩ですよ。
咬筋をやさしくゆるめる方法
奥歯を軽く噛むと、頬の下のほうが盛り上がりますよね。
そこが咬筋です。
- 歯を離して、口を軽く開ける
- 咬筋に人差し指から薬指の3本の腹を当てる
- 小さな円を描くように、10回ほどほぐす
- 耳の前から顎の角まで、位置をずらして繰り返す
顎の角のやや前上方には「頬車(きょうしゃ)」というツボがあります。
噛みしめたときに筋肉が盛り上がるところです。
痛いほど強く押す必要はありません。
「気持ちいい」と感じる強さで十分です。
咬筋ケアの詳しい方法は、こちらも参考にしてくださいね。
セルフケアだけでは難しい理由
セルフケアは大切な一歩です。
ただ、自分の手では届きにくいところもあるんです。
- 眠っている間は意識で止められない
日中のチェックは、夜の食いしばりには届きません。 - 咬筋の深い層まで指の力が届きにくい
表面はゆるんでも、奥のこわばりは残りやすいと考えられます。 - やり方が合っているかわからない
動画を見て試しても、自分の筋肉の状態は確かめにくいですよね。 - 首肩や眠りから来る噛みしめは繰り返しやすい
顎だけをほぐしても、体の緊張が続けば戻りやすいと考えられます。
「毎晩、気づいたら噛みしめている」
「ほぐしても、翌朝にはまた固い」
そう感じている方は、プロの手を借りるタイミングかもしれません。
深層の咬筋にアプローチする美容鍼という選択肢
美容鍼では、指では届きにくい咬筋の深い層に鍼で直接アプローチします。
当院では、電気を流す美容鍼も取り入れています。
表面をなでるケアとはちがい、筋肉そのものに働きかけるのが特長です。
フェイスラインの引き締めのサポートも期待されています。
美容鍼の仕組みは食いしばりが顔のたるみを加速?美容鍼でほぐす咬筋ケアでも紹介しています。
薬剤師×鍼灸師が体質全体から見る理由
私は薬剤師として働いていたころ、もどかしさを感じていました。
お薬をお渡ししたあとは、その方の意志に任せるしかなかったからです。
目の前の方に、その場で直接お役に立ちたい。
そう思って鍼灸師の道へ進みました。
当院の美容鍼は、薬剤師×鍼灸師のダブル国家資格の視点で行います。
顎だけでなく、首肩のこりや眠り、ストレスまで丁寧に伺います。
私はFN美容鍼の講師も務めています。
代表者のプロフィールはスタッフ紹介をご覧ください。
お客様の声と口コミ評価
当院は女性専用・完全個室の鍼灸院です。
「歯が欠けるほど噛みしめている」とは、なかなか言いにくいですよね。
個室なので、そうしたお悩みも安心してご相談いただけます。
お客様からは、こんなお声をいただいています。
- 「初めてで不安だったけど、カウンセリングが丁寧で安心できた」
- 「毎月ここに来るのが楽しみ」
Googleの口コミでも★4.9(123件)をいただいています。
実際のお声は美容鍼お客様の声でご覧いただけます。
こんな方には向きません
美容鍼は、体質から時間をかけて整えていくケアです。
1回で劇的な変化を求める方には向いていません。
また、歯が欠ける・顎が痛む・口が開きにくい方は、まず歯科へご相談ください。
歯科でのケアを優先していただくことが大切です。
当院は柏森駅から徒歩3分、駐車場もございます。
大口町や江南市から通われている方もいらっしゃいます。
よくある質問
Q. 鍼が初めてで不安です
A. 初回カウンセリングでしっかりご説明いたします。
当院は、鍼が初めてのお客様も多くいらっしゃいます。
Q. お化粧は落としていった方がいいですか?
A. お化粧をしたままで施術を受けていただけます。
Q. 着替えは必要ですか?
A. 特に必要ありません。お仕事帰りにもお気軽にどうぞ。
Q. どのくらいの頻度で通えばいいですか?
A. 月1〜2回が目安です。
詳しくは美容鍼は何回で変化を感じる?通う頻度と続け方の目安をご覧ください。
Q. 歯科でマウスピースを使っています。美容鍼も受けられますか?
A. 歯科の指示を優先していただいたうえで、カウンセリングでご相談ください。
今の状態を伺いながら、ご提案いたします。
まとめ
食いしばりへの向き合い方は、ボトックスだけではありません。
- ボトックスは、筋肉の働きを一時的に弱める医療機関での施術
- 眠っている間の歯ぎしりには、歯科のマウスピースが一般的
- 日中は「歯を離す」セルフケアから始められる
- 深い層の咬筋や体質全体には、美容鍼という選択肢もある
大切なのは、仕組みとリスクを同じ視点で比べて選ぶことです。
どの方法を選んでも、まずは「歯を離す」習慣が土台になりますよ。
毎日がんばっているあなたの顎は、少し休みたがっているのかもしれません。
ひとりで抱え込まず、気軽に頼ってくださいね。
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※個人の体質により体験には個人差があります
※施術効果を保証するものではありません
※医療行為の代替ではありません


