こんにちは!はりきゅうサロンharuyui 鍼灸師・薬剤師の井土利恵です。
毎日しっかり保湿しているのに、気づくと肌がカサカサ…。
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
50代になると、これまでと同じケアでは追いつかないと感じることがありますよね。
クリームを塗っても塗っても乾く、粉をふいたような肌が気になる、化粧ノリが悪くなった…。
実は、肌の乾燥は外側からのケアだけでなく、内側からのアプローチがとても大切なんです。
東洋医学では、冬の乾燥と50代の体の変化には深いつながりがあると考えられています。
今回は、体の内側からうるおいをサポートする食材を5つご紹介しますね!
この記事でわかること:
- 50代の肌が乾燥しやすい理由(東洋医学の視点から)
- 内側からうるおいをサポートする具体的な食材5選
- 毎日の食事への取り入れ方
こんな方におすすめ:
- 保湿ケアをしても乾燥が気になる50代女性
- 食事で肌をケアしたいと考えている方
- 東洋医学的なアプローチに興味がある方
※効果には個人差があります
女性の美容や体の悩みでお困りの方へ
美容や体の変化でお悩みではありませんか?当院では、東洋医学の観点から体質改善をサポートし、女性らしい美しさを引き出すお手伝いをさせていただいています。
もし美容鍼や東洋医学に興味がおありでしたら、お気軽にご相談ください。
美容鍼について詳しくはこちら
50代の冬に肌が乾燥しやすくなる理由とは?
「若い頃はこんなに乾燥しなかったのに…」と感じていませんか?
50代の冬に肌が乾燥しやすくなるのには、ちゃんとした理由があるんです。
東洋医学で考える「腎」と肌のうるおいの関係
東洋医学では、「腎」は生命エネルギーの源と考えられています。
50代は、この「腎」の働きが自然とゆるやかに変化する時期。
腎には体全体のうるおいを保つ役割があるとされているため、この変化が肌にも影響しやすいと言われています。
東洋医学では「腎は水を主る」という言葉があります。
つまり、体の水分バランスを調整する大切な役割を担っているということですね。
※あくまで東洋医学的な考え方であり、個人差があります
冬は「肺」が乾燥しやすい季節
東洋医学では、肺と皮膚には深いつながりがあると考えられています。
冬の乾燥した冷たい空気は、肺に負担をかけやすいとされています。
そして肺の調子は、肌に現れやすいと言われているんです。
つまり、50代の体の変化と冬の乾燥が重なることで、肌への影響が出やすくなると考えられています。
詳しい乾燥対策については、こちらの記事もご参考にしてくださいね。
肌の乾燥対策!東洋医学で考える保湿力アップ法
体質を全体からとらえた乾燥肌の原因
乾燥肌といっても、実はタイプがあるのをご存じですか?
東洋医学では「気・血・水」のバランスから、体質を見ていきます。
気・血・水のバランスから見る乾燥のタイプ
東洋医学では、体を構成する3つの要素があると考えられています。
- 気:体を動かすエネルギー
- 血:体に栄養を届ける働き
- 水:体をうるおす働き
この3つのバランスが乱れると、さまざまな不調として現れるとされています。
血虚(けっきょ)タイプ
血が不足気味で、肌に栄養が届きにくい状態と考えられています。
陰虚(いんきょ)タイプ
体の潤い成分が不足している状態と考えられています。
気虚(ききょ)タイプ
エネルギー不足で、巡りが滞りやすい状態と考えられています。
あなたはどのタイプ?セルフチェックポイント
以下のチェックで、ご自身のタイプの傾向がわかるかもしれません。
血虚タイプの傾向:
- 顔色がくすみがち
- 爪が割れやすい、薄い
- 髪がパサつきやすい
陰虚タイプの傾向:
- のどが渇きやすい
- 手足がほてる
- 寝汗をかくことがある
気虚タイプの傾向:
- 疲れやすい
- 声が小さくなりがち
- 風邪をひきやすい
※あくまで目安です。気になる方は専門家にご相談くださいね。
女性ホルモンの変化と体質の関係については、こちらもご参考に。
40代から気になるエストロゲンの変化!女性ホルモンをサポートする東洋医学的習慣4選
内側からうるおいをサポートする食材5選
ここからは、毎日の食事に取り入れやすい食材を5つご紹介します!
どれもスーパーで手に入るものばかりですよ。
①黒ごま|腎を養う黒い食材の代表
東洋医学では、黒い食材は「腎」を養うとされています。
その代表格が黒ごまです。
おすすめの取り入れ方:
- すりごまにしてご飯にかける
- お味噌汁に振りかける
- ほうれん草のごま和えに
すりごまにすると吸収がよくなると言われています。
1日大さじ1程度を目安にしてみてくださいね。
②白きくらげ|肺を潤す美容食材
白きくらげは、中国では古くから美容食材として親しまれてきました。
「肺」を潤すとされ、乾燥ケアに用いられてきた歴史があります。
おすすめの取り入れ方:
- スープの具材として
- 甘く煮てデザートに
- 煮物に加えて
乾燥タイプは水で戻してから使います。
ぷるぷるの食感が楽しいですよ!
③山芋(長芋)|気を補いうるおいをサポート
山芋は「山薬(さんやく)」として、漢方でも用いられる食材です。
気を補い、体に潤いを与えるとされています。
おすすめの取り入れ方:
- とろろご飯に
- 短冊切りでサラダに
- 輪切りにして焼いて
消化にもやさしいので、胃腸が疲れているときにもおすすめです。
④れんこん|冬の旬で肺をいたわる
れんこんは冬が旬の食材。
東洋医学では肺を養うとされています。
おすすめの取り入れ方:
- きんぴられんこん
- 煮物に
- はさみ焼きやはさみ揚げ
加熱すると甘みが増して、とってもおいしいですよ。
シャキシャキの食感も楽しめます。
⑤鮭|体を温めながら肌の材料を補給
鮭は体を温める性質があるとされる魚です。
たんぱく質が豊富で、肌の材料にもなります。
おすすめの取り入れ方:
- 朝食の焼き鮭
- ムニエルやソテー
- 鍋物の具材に
朝食に取り入れやすいのも魅力ですね。
食事と美肌の関係については、こちらの記事もおすすめです。
肌ツヤが蘇る!内側から輝く美肌を作る食事と生活習慣
食材の力を引き出す食べ方のコツ
せっかく良い食材を選んでも、食べ方によっては力を発揮しにくいことも。
ちょっとしたコツをお伝えしますね。
温かい調理法でうるおい力アップ
東洋医学では、冷たいものは体を冷やし、巡りを滞らせると考えられています。
冬は特に、温かい調理法がおすすめです。
- サラダより温野菜
- 冷たいスムージーより温かいスープ
- 煮る、蒸す、焼くを意識して
体を温めることで、栄養の巡りもサポートされると言われています。
冷え対策については、こちらの記事もご覧ください。
お風呂上がりにすぐ冷える!体の芯から温まる冬の温活習慣5選
冷え性改善!血流アップで代謝を高める生活習慣
水分補給は常温か温かい飲み物で
乾燥対策には水分補給も大切ですよね。
でも、冷たい水をがぶがぶ飲むのは、体を冷やしてしまうことも。
おすすめは常温の水か、温かい飲み物です。
- 白湯(さゆ)
- ハーブティー
- 生姜湯
こまめに少しずつ飲むのがポイントですよ。
鍼灸でできる乾燥肌へのアプローチ
食事に加えて、鍼灸でのケアも選択肢のひとつです。
ここでは、ご自宅でもできるツボケアと、サロンでのアプローチをご紹介します。
うるおいに関わるツボへのケア
東洋医学では、うるおいに関わるとされるツボがあります。
セルフケアとして、優しく押してみてくださいね。
三陰交(さんいんこう)
場所:足の内くるぶしから指4本分上
東洋医学で「血」を補うとされるツボです。
太渓(たいけい)
場所:足の内くるぶしとアキレス腱の間
「腎」に関わるとされるツボです。冷えやすい方にもおすすめ。
※体調を見ながら、無理のない範囲で行ってくださいね。
鍼灸について詳しく知りたい方は、公益社団法人 全日本鍼灸学会のサイトもご参考になります。
haruyuiでの体質に合わせたサポート
はりきゅうサロンharuyuiでは、お一人おひとりの体質に合わせたケアを大切にしています。
同じ乾燥肌でも、原因は人それぞれ。
血虚タイプ、陰虚タイプ、気虚タイプ…それぞれに合ったアプローチがあります。
美容鍼では、お顔の巡りをサポートしながら、全身のバランスも整えていきます。
江南市や犬山市からも通いやすい立地ですので、お気軽にご相談くださいね。
※効果には個人差があります。鍼灸は医療行為の代替ではありません。
乾燥肌のケアについては、こちらの記事もおすすめです。
秋の乾燥で肌老化が加速する前に!内側から守る4つの美肌習慣
乾燥でくすむ肌にツヤが戻る!秋の保湿ケア4つのコツ
まとめ|今日から始める内側からの肌ケア
50代の冬の乾燥肌は、外側からのケアだけでなく、内側からのアプローチがとても大切です。
今回ご紹介した5つの食材:
- 黒ごま
- 白きくらげ
- 山芋(長芋)
- れんこん
- 鮭
どれもスーパーで手に入るものばかり。
温かい調理法で、体を冷やさないように取り入れてみてくださいね。
完璧を目指さなくて大丈夫です。
まずは今日の食卓に、ひとつ取り入れてみることから始めてみませんか?
あなたの肌が、内側からふっくらうるおう日を応援しています!
気になる症状がある場合は、日本皮膚科学会のサイトで専門医を探すこともできますよ。
専門家と一緒に美容ケアを始めませんか?
美容は継続が大切です。一人で続けるのが難しい場合は、プロのサポートを受けることをお勧めします。はりきゅうサロンharuyuiで、あなたの体質に合わせた美容プランを一緒に考えていきましょう。


