更年期になると痩せにくくなる本当の理由
こんにちは!
はりきゅうサロンharuyui
鍼灸師・薬剤師の井土利恵です。
「以前と同じ食事なのに体重が増えた」
「運動しても全然痩せない…」
「お腹周りだけが気になるようになった」
更年期を迎えた40代・50代の女性から、
こういったお声をよくいただきます。
実はこれ、意志の力や努力不足ではありません。
更年期特有の体の変化が原因なんです。
今日は薬剤師×鍼灸師の両面から、
更年期に痩せにくくなる理由と、
体質から整えるダイエット法をお伝えします。
エストロゲンの変化が体質を変える
更年期になると、
「エストロゲン」という女性ホルモンが
急激に減少していきます。
このエストロゲン、実はダイエットに深く関わっています。
薬剤師として学んできた知識から言うと、
エストロゲンには次のような働きがあるとされています。
- 内臓脂肪の蓄積をサポートする働き
- 食欲を整えるホルモン(レプチン)の分泌に関与
- インスリンの働きをサポートし、血糖値を安定させる
- 筋肉量の維持をサポートする
エストロゲンが減ると、
これらの働きがすべて影響を受けます。
つまり「食べていないのに太る」「運動しても痩せない」は、
ホルモンバランスの変化による体質の変化なんです。
(参考:日本産科婦人科学会「更年期障害」)
東洋医学で見る更年期の体の変化〜「腎虚」とは何か〜
東洋医学では、
更年期の体の変化を「腎虚(じんきょ)」という視点でとらえます。
東洋医学でいう「腎」とは、
腎臓そのものだけを指すわけではありません。
生命エネルギーの源、成長・生殖・老化に関わる
体の根本的な力を指します。
東洋医学では、
女性は49歳頃に腎の気が衰えて閉経を迎えると考えられています。
この腎の気が衰えた状態を「腎虚」といいます。
腎虚になると、体にこんな変化が起こりやすいとされています。
- 体の「気」や「血(けつ)」の巡りが滞りやすくなる
- 代謝へのアプローチが難しくなる
- 体が冷えやすくなり、むくみやすくなる
- 疲れやすくなり、活動量が落ちやすくなる
「食べていないのに太る」更年期のお悩みには、
こうした体の根本的な変化が関係していることがあります。
自律神経の乱れが食欲コントロールを難しくする
エストロゲンの変化は、
自律神経にも影響を与えると言われています。
自律神経が乱れると、こんなことが起きやすくなります。
- 「食べたい」という気持ちが強くなりやすい
- 睡眠の質が下がり、食欲ホルモンのバランスが崩れやすい
- ストレスを食べることで解消しようとしやすくなる
「意志が弱いから食べすぎてしまう」ではなく、
体の仕組みとして食欲コントロールが難しい状態になっているんです。
これを知るだけでも、
自分を責めなくて済むようになりますよ。
更年期と体の変化について詳しくは、
日本産科婦人科学会「婦人科の病気」もご参照ください。
まず試したい!更年期ダイエットのセルフケア4選
体の変化の理由がわかったところで、
まず自分でできることを試してみましょう。
更年期ダイエットのポイントは
「食事を減らす」ではなく「体質を整える」こと。
その視点で4つのセルフケアをご紹介します。
①食事の質を変える〜血糖値を安定させる食べ方
更年期は血糖値が乱れやすくなります。
血糖値が急激に上下すると、
脂肪をためやすくなったり、
食後に強い眠気や空腹感が出やすくなります。
意識したい食べ方のポイントはこちら。
- 野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べる
- 大豆製品(豆腐・納豆・豆乳)を毎日取り入れる
- 精白米より玄米・雑穀米を選ぶ
- 間食は甘いものより小魚やナッツに変える
食べる量を減らすより、
食べ方・食べる順番を変えるほうが
続けやすいですよ。
→ 関連記事:間食がやめられないのは意志の弱さじゃなかった!体質から整える食欲リセット術4選
②「腎」を養う食材を取り入れる
東洋医学では、
「腎」の働きをサポートするとされる食材があります。
日常の食事に取り入れやすいものをご紹介します。
- 黒ごま:腎を養う代表的な食材とされています
- 山芋(やまいも):消化をサポートしながら腎にも働きかけると言われています
- 黒豆・黒米:「黒い食材は腎を養う」と東洋医学では考えられています
- くるみ:腎のエネルギーを補うとされる食材です
難しく考えず、
ご飯に黒ごまをかけるだけでも◎。
まずは毎日の食事に少し取り入れるところから始めてみてください。
③睡眠の質を整えて食欲ホルモンのリズムをサポート
睡眠が不足すると、
食欲を増やすホルモン(グレリン)が増え、
食欲を落ち着かせるホルモン(レプチン)が減ると言われています。
つまり、寝不足だと体が「食べたい」モードになりやすいんです。
更年期はホットフラッシュや不眠で眠れないこともありますよね。
まずはこんな工夫から試してみてください。
- 就寝1時間前からスマホ・PCを控える
- 38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分浸かる
- 寝室を暗く・涼しくする
- 寝る前にゆっくり深呼吸を10回する
→ 関連記事:ホットフラッシュ対策!更年期を快適に過ごすセルフケア法
④無理のない有酸素運動を続ける
更年期は疲れやすく、
ハードな運動が続かないことも多いです。
激しい運動は逆にストレスホルモンを増やすこともあるため、
「無理なく毎日続けられる」ことを最優先にしましょう。
おすすめは次のようなもの。
- 1日15〜30分のウォーキング
- ゆっくりしたストレッチやヨガ
- 家事の動きをていねいに行う(掃除・料理など)
「週に3日、15分歩く」から始めるだけで十分です。
継続することで体質は少しずつ変わっていきますよ。
セルフケアだけでは難しい理由〜体質の根本に届くには
ここまでご紹介したセルフケア、
どれも大切なことばかりです。
ただ、正直にお伝えすると…
更年期の痩せにくさには、
セルフケアだけでは届きにくい部分があります。
その理由は2つあります。
①食欲リズム・自律神経は「意識」では変えにくい
「食べすぎないようにしよう」と思っても、
自律神経が乱れていると、
体が「食べたい」状態になり続けます。
意志の力で食欲をコントロールしようとすること自体が
ストレスになり、さらに自律神経を乱すという
悪循環に陥りやすいんです。
自律神経のリズムそのものに働きかけるには、
体の内側からのアプローチが必要になります。
②腎虚による「体全体の巡りの滞り」は食事だけでは補いにくい
腎を養う食材を取り入れることは大切ですが、
長年かけて衰えた「腎の気」を食事だけで補うには
時間と継続が必要です。
体の巡りが滞っている状態では、
どんなに良いものを食べても
体に届きにくいことがあります。
巡りそのものを整えるアプローチを組み合わせることで、
セルフケアの効果も出やすくなると言われています。
→ 関連記事:もしかして更年期?急な汗とイライラを和らげる3つの対策
haruyuiの耳ツボ×鍼灸で体質から整えるアプローチ
haruyuiでは、
更年期のダイエットのお悩みに対して
耳ツボ(耳ファス)と鍼灸を組み合わせたアプローチをご提案しています。
耳ツボ(飢点・神門など)へのアプローチ
耳には、食欲に関わるとされるツボが複数あります。
代表的なのが「飢点(きてん)」と「神門(しんもん)」です。
飢点は食欲中枢に関わるとされるツボで、
神門は自律神経を整えるとされるツボです。
これらのツボに専用の小さな粒(耳ツボシール)を貼ることで、
日常生活の中で継続的に刺激を与え、
食欲のリズムを体質から整えるお手伝いをします。
→ 関連記事:飢点ってどこ?耳ツボで食欲リズムを整える方法3選
→ 関連記事:更年期で食欲が止まらない方へ!耳ツボで食欲リズムを整える方法4選
薬剤師×鍼灸師ならではの体質アプローチ
私・井土は薬剤師と鍼灸師の両方の国家資格を持っています。
西洋医学でのホルモンバランスの知識と、
東洋医学での「腎虚」「気血水」の視点、
両方の側面からお一人おひとりの体質を見て
ケアのご提案をしています。
「更年期で何をしても痩せない」と
諦めかけている方ほど、
一度体質を見直すきっかけになれればと思っています。
→ 関連記事:40代から気になるエストロゲンの変化!女性ホルモンをサポートする東洋医学的習慣4選
完全個室・女性専用だから話しやすい
haruyuiは女性専用・完全個室のサロンです。
「体型のことを人に話すのは恥ずかしい」
「更年期のことを相談できる場所がなかった」
そんな方にも、安心してお話しいただける環境を整えています。
愛知県扶桑町、名鉄犬山線・柏森駅から徒歩3分です。
犬山市からも電車1本でアクセスしやすい場所にあります。
まとめ〜諦めないで、体質は変えられる
今日お伝えしたことをまとめます。
- 更年期に痩せにくくなるのはエストロゲンの変化と腎虚が関係している
- 自律神経の乱れが食欲コントロールを難しくしている
- 食事・睡眠・軽い運動のセルフケアは体質を整える第一歩
- セルフケアだけでは届きにくい「食欲リズム・自律神経・体の巡り」には体の内側からのアプローチが有効
更年期の体の変化は、
あなたのせいではありません。
体の仕組みを知り、
体質に合ったアプローチを見つけることで、
少しずつ必ず変化は生まれます。
「なりたいわたし。」を諦めないでください。
haruyuiはそのお手伝いをしたいと思っています。
まずは気軽にご相談からどうぞ。
一緒に体質を整えていきましょう!
専門家と一緒に美容ケアを始めませんか?
美容は継続が大切です。一人で続けるのが難しい場合は、プロのサポートを受けることをお勧めします。
※個人の体質により体験には個人差があります
※施術効果を保証するものではありません
※医療行為の代替ではありません


