こんにちは!鍼灸師・薬剤師の井土利恵です。
夜遅くになると、どうしても甘いものや油っこいものを食べたくなってしまう…。
そんな経験ありませんか?日中は我慢できても、夜になると無性に感じる食欲。
これは単なる我慢不足ではなく、体からのサインかもしれません。
このブログでは、東洋医学の視点から夜の食欲の原因を紐解き、すぐに実践できる食欲コントロール法をお伝えします。
「なぜ夜になると食べたくなるのか」を理解し、自分の体質に合った対策を知ることで、無理のない自然な食欲コントロールができるようになりますよ!
目次
- 夜の食欲の正体を東洋医学で解明
- 体のサインを見逃すな!食欲タイプ別チェック
- 今すぐできる!東洋医学的食欲コントロール術
- 食欲をコントロールする生活習慣術
- さらに効果を高めたい方へ!専門家による耳ツボダイエット
1. 夜の食欲の正体を東洋医学で解明
東洋医学から見た「夜の無性食欲」の本当の原因
東洋医学では、夜の食欲は単なる空腹ではなく、体内の「気」の巡りの乱れが関係していると考えます。
日中は陽の気が活発に巡り、活動的なエネルギーを生み出しますが、夕方以降は陰の気が増え、休息に向かうのが自然な状態。
ところが、ストレスや疲労で肝臓系の気が滞ると、本来リラックスすべき夜に「気」が暴走し、無性な食欲となって現れるんです!
また、1日働き続けた消化器系(東洋医学では「脾胃」といいます)が疲れ切っていると、体は「もっとエネルギーが必要だ!」と勘違いしてしまうことも。
この状態では、いくら我慢してもストレスが溜まるばかりで、根本的な解決にはなりません。
夜の食欲と五臓の関係
東洋医学の観点から、夜の食欲には以下の「五臓」が関与しています:
脾臓と甘味欲求
脾臓(消化器系)が疲れると、エネルギー補給を求めて甘いものが欲しくなります。
特に40代以降は、基礎代謝の低下とともに脾臓の働きも弱くなりがち。
肝臓のストレス反応
ストレスで肝気が滞ると、怒りや不満を食欲で紛らわそうとします。
これが「イライラ食い」の正体なんです!
腎臓との関係
不規則な生活や寝不足が続くと腎の気が不足し、体は補充のためにエネルギーを求めます。
これも夜の食欲を促す要因の一つです。
2. 体のサインを見逃すな!食欲タイプ別チェック
あなたの夜の食欲はどのタイプ?簡単チェックで確認しましょう。
ストレス型(肝気鬱結タイプ)
- イライラすると食べたくなる
- 特に油っこいものや肉類が欲しくなる
- 胸が苦しい感じがする
- 生理前に食欲が増す
疲労型(脾気虚タイプ)
- 疲れると甘いものが欲しくなる
- 食後に眠くなりやすい
- お腹にガスが溜まりやすい
- だるさを感じやすい
不眠型(心腎不交タイプ)
- 寝つきが悪い
- 寝る前に食べると落ち着く
- 手足が冷えやすい
- 思い悩みやすい
舌診セルフチェック
舌の状態でも体質が分かります!こんな症状はありませんか?
- 舌の色が白っぽい:「陽気不足」で冷えによる食欲
- 舌の淵に歯型がつく:消化器系の疲れ
- 舌苔が厚い:代謝の滞り
- 舌の色が赤っぽい:体に熱がこもり、辛いものや冷たいものを求める
自分の舌をチェックすることで、今の体質傾向が分かり、適切な対策ができますよ。
3. 今すぐできる!東洋医学的食欲コントロール術
魔法の耳ツボ!3分で食欲を落ち着ける方法
耳には食欲をコントロールする重要なツボがあります。
以下のツボを指で優しく刺激しましょう:
- 飢点(きてん):食欲中枢に働きかける
- 耳の前側、顔側の出っ張り(耳珠)の下部分
- 胃(い):消化機能を整える
- 耳の中央、高さのあたり
- 神門(しんもん):ストレスを和らげる
- 耳の上部、窪みの中
- 内分泌(ないぶんぴつ):ホルモンバランスを整える
- 耳の下部、耳垂の内側
刺激方法:各ツボを人差し指と親指でつまみ、痛気持ちいい程度に30秒ずつ刺激。
食事の30分前に行うと効果的です!
経絡マッサージで「気」の巡りを整える簡単ケア
リビングで簡単にできるマッサージをご紹介します:
足三里(あしさんり)
- 場所:膝のお皿の下、外側から指4本分下
- 効果:胃腸の働きを整え、食欲をコントロール
- やり方:親指で5秒押して離すを10回繰り返す
内関(ないかん)
- 場所:手首の内側、シワから指3本分上
- 効果:胃の不快感を和らげ、ストレスを軽減
- やり方:反対の手の親指で優しく円を描くように刺激
寝る前3分の習慣で無駄な食欲を防ぐ
呼吸法で副交感神経を活性化
- 椅子に座り、背筋を伸ばす
- 4秒かけてゆっくり鼻から息を吸う
- 7秒間息を止める
- 8秒かけて口からゆっくり息を吐く
- これを5回繰り返す
この呼吸法は、自律神経を整え、無駄な食欲を抑える効果があります。
4. 食欲をコントロールする生活習慣術
食べる時間帯の新常識
東洋医学では、消化器系が最も活発になる時間帯を「辰の刻」(午前7~9時)としています。
理想的な食事時間:
- 朝食:7時~9時(しっかりと)
- 昼食:12時~13時(たんぱく質を中心に)
- 夕食:18時~19時(軽めに)
夕食は消化に優しい食事を心がけ、20時以降の食事は控えめにしましょう。
ストレスで崩れた自律神経を整える方法
肝気の巡りを良くする生活習慣
- 深呼吸:1日3回、深い呼吸を意識
- 首回し運動:気が頭に上って滞りやすいので、首をゆっくり回す
- 手首のストレッチ:内関の通る経絡を刺激
簡単ツボ刺激で副交感神経を活性化
合谷(ごうこく)を刺激:
- 場所:手の甲、親指と人差し指の間
- 効果:全身の気の巡りを整え、ストレスを和らげる
- 方法:反対の手の親指で5秒押して離すを10回
5. さらに効果を高めたい方へ!専門家による耳ツボダイエット
プロの耳ツボダイエットで体質改善
自分でのツボ刺激も効果的ですが、専門家による施術はより効果を実感できます。
はりきゅうサロンharuyuiでは、東洋医学的診断により、お一人おひとりの体質を見極め、最適な耳ツボポイントを選定。
専門施術のメリット:
- 正確なツボの位置での刺激
- 体質に合わせた複数ツボの組み合わせ
- 金のペレット(粒)による24時間刺激効果
- 食欲だけでなく、根本的な体質改善
あなたに合った個別アプローチ
初回の診断では、以下のような項目をチェックします:
- 舌診・脈診による体質診断
- 生活習慣の詳細なヒアリング
- あなたの食欲パターンの分析
- 最適な施術プランの提案
実際にご来院いただいた40代女性は、3ヶ月の施術で「夜の食欲が自然と収まり、朝もスッキリ起きられるようになった」とお喜びいただいています。
まとめ
夜の食欲は、単なる意志の問題ではなく、体からの大切なサインです。
東洋医学的アプローチで、その「気づき」を大切にしながら、無理のない食欲コントロールを目指しましょう。
セルフケアで改善を実感できることも多いですが、根本的な体質改善や、より確実な効果を望む方は、ぜひ専門家にご相談ください。
はりきゅうサロンharuyuiでは、お一人おひとりの体質を東洋医学的に診断し、あなたに最適な耳ツボポイントを見極めます。
「夜の食欲がどうしてもコントロールできない」という方のために、初回トライアルで専門的な診断を受けることができます。
単に食欲を抑えるだけでなく、心身のバランスを整えながら、ストレスに負けない体質づくりをサポートいたします。
耳ツボダイエットについて詳しくはこちら ttps://haruyui-harikyu.com/diet/
ご予約の方はこちらのLINEにご登録の上、ダイエット、と送ってください。 https://lin.ee/9TccRlBT
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたの自然な食欲バランスを取り戻し、快適な毎日を送るお手伝いができれば幸いです。